手しごとのコラム

5. 私たちが地鎮祭(じちんさい)を大切にする理由。

5. 私たちが地鎮祭(じちんさい)を大切にする理由。

家を建てる際、最初に執り行われる伝統行事「地鎮祭」。
家が建つ前のまっさらな土地に祭壇を置き、
施主様をはじめ、大工や設計者、宮司など、
家づくりや土地に関わる大勢の人々が集います。

細かい式次第は地域によって様々ですが、
鏡や榊、供え物や催事道具を載せ、
土地の神様へ、この地を利用させてもらう許しを請う、
というのが基本的なかたち。

文字通り「土地を鎮める儀式」という意味合いは、
日本全国、昔からほとんど変わりません。

また、安全と無事を願うと同時に、
「ご家族様とこの家の未来を、ずっとお守りする家をつくる」想いを、
改めて神様の前で誓う神聖な場でもあります。

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生活スタイルが多様化した近年では、
地鎮祭を行わないケースも増えているようですが、
私たちはこの行事も、家づくりの大事な工程だと捉えています。

何故なら私たちは、日本の家をつくる、現代の家守りだからです。

「手刻み」や「在来工法」などの技術と同様、
先祖が代々続けてきたこの風習もまた、貴重な伝統のひとつ。

昔ながらの想いや習わしが時代の流れの中で風化しないよう、
しっかりと後世に伝えていきたいと思っています。

- 記事リスト
45. 美しさや特徴を引き立てる、柾目のレッドシダー。
44. 大工と人との関係を深める、「こども大工さん」。
43. 暮らす人の心に寄り添う、現代の「床の間」。
42. 日々触れる「建具」にこそ、一工夫を。
41. 地震大国で確立された「木組み」の技術。
40. 家と一緒に、季節を楽しむ。
39. 「和紙」の魅力、「壁紙職人」の腕。
38. 百年先まで続く価値を持つ「欅」の魅力。
37. 大工たちが"一番"に望むこと。
36. 家という"物"を大切に扱うために。
35. 人と大工の関係性が、郷土愛を育む。
34. "対話"ではじめる、大工の育成。
33. 思い出を、"思い返す時間"を楽しむ。
32. 住む人の愛情で変化する「家の寿命」。
31. 絵を飾る。それだけで暮らしが変わる。
30. 住むほどに、価値が磨かれていく家。
29. 技術を継承し、存在を伝え続けるために。
28. 千年を超えて受け継がれてきた日本の「黄金比」。
27. 思い出を活かし、想いを受け継ぐ。
26. 「家は道具である」という視点
25. 木の「個性」を見極める在来工法。
24. 目には見えない心地よさ。"素材感"を磨き抜く。
23. 私たちが積極的に考える"パッシブデザイン"。
22. 家守として、地域のためにできること。
21. 伝統の技が息づく「現代の和室」。
20. 光を取り込む知恵と工夫。
19. あえて「子ども部屋」をつくらない理由。
18. コミュニケーションを育む「本棚」。
17. 美しさの基準をつくる、パウダールーム。
16. 「現代の家守」が手がけるリノベーションとは。
15. 風を感じて、家をつくる。
14. キッチンは"つくる場"から"過ごす場"へ。
13. 実用的に楽しむ、現代の土間。
12. 花を飾る。季節と暮らす。
11. 庭の景色と、家づくりの関係性。
10. 家具から家を考える、ということ。
9. 新年を迎えるかたち。
8. 年末の大掃除と、日頃のお掃除の関係。
7. 霜降の季節に寄せて・・・暖かな家づくりと、薪ストーブの話。
6. 「上棟式」という特別な時間。
5. 私たちが地鎮祭(じちんさい)を大切にする理由。
4. 大工として神社の仕事に関わるということ。
3. 幸手の桜・権現堂桜堤
2. 「現代の家守り」を目指して。古くて新しい挑戦。
1. 新ブランド『芦葉工藝舎』について