コラム

思い出を活かし、想いを受け継ぐ。

思い出を活かし、想いを受け継ぐ。

幼少期の体験は、その人の人生の価値観にもつながる大切なもの。
だから私たちは、お客様と会話する中で、小さい頃の思い出を尋ねるようにしています。

「実家は田舎町で、田んぼや野山を見ながら育ったんです」
「小さい頃は、和室の座卓を囲んで家族とご飯を食べていました」
「毎年、夏は縁側で風鈴の音を聞いて過ごしていたのを覚えている」

懐かしいと感じる体験や光景は人それぞれですが、
良い思い出として残っている風景は、その人の"心地よさ"につながる大切なもの。
野山を連想するような庭をつくったり、座卓の似合うダイニングにしたりと、
昔話をきっかけに、家の設計やデザインが決まることも少なくありません。

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家づくりに活かすのは、価値観や思い出だけではありません。
"のこしたいもの"を新しい家にどう受け継ぐかを考えることも、
私たち家守の役割だと考えています。

例えば以前、先祖代々、100年以上受け継がれてきた家を取り壊し、
新しい家を建てることにしたお客様がいました。
老朽化などの問題を考慮した上での決断でしたが、
それでも、「なんとかご先祖様が大切してきた家を受け継げないか」という想いから、
古い家の大黒柱を取り出し、新しい家の大黒柱として使うことにしたのです。

そうして取り出された大黒柱は、
なんと、その前につくられた家の大黒柱として使われていた形跡が。
現在は"3代目の大黒柱"として新しい家を支え続けています。

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土地の環境や条件、予算、時代の価値など、さまざまな条件を踏まえた上で、
現代に適した住み心地の良い家へと仕上げていきます。

ただ新しくつくるのではなく、
その人の人生や歴代の想いを取り入れた"心地よさ"を表現していく。
それができることが、工務店が作る注文設計の醍醐味ではないでしょうか。

芦葉工藝舎で新しく家を建てる際にはぜひ、
あなたが大切にしたい、人生の思い出話をお聞かせください。

記事リスト
住むほどに、価値が磨かれていく家。
技術を継承し、存在を伝え続けるために。
千年を超えて受け継がれてきた日本の「黄金比」。
「家は道具である」という視点
木の「個性」を見極める在来工法。
目には見えない心地よさ。"素材感"を磨き抜く。
私たちが積極的に考える"パッシブデザイン"。
家守として、地域のためにできること。
伝統の技が息づく「現代の和室」。
光を取り込む知恵と工夫。
あえて「子ども部屋」をつくらない理由。
コミュニケーションを育む「本棚」。
美しさの基準をつくる、パウダールーム。
「現代の家守」が手がけるリノベーションとは。
風を感じて、家をつくる。
キッチンは"つくる場"から"過ごす場"へ。
実用的に楽しむ、現代の土間。
花を飾る。季節と暮らす。
庭の景色と、家づくりの関係性。
家具から家を考える、ということ。
新年を迎えるかたち。
年末の大掃除と、日頃のお掃除の関係。
霜降の季節に寄せて・・・暖かな家づくりと、薪ストーブの話。
「上棟式」という特別な時間。
私たちが地鎮祭(じちんさい)を大切にする理由。
大工として神社の仕事に関わるということ。
幸手の桜・権現堂桜堤
「現代の家守り」を目指して。古くて新しい挑戦。
新ブランド『芦葉工藝舎』について