「彩の国 経営革新モデル企業」について

『彩の国 経営革新モデル企業』とは、
埼玉県が革新的な事業に挑戦している中小企業を審査・評価し、
実績を認められた企業を対象に認証を行う制度です。

芦葉工藝舎は『木と土壁と土佐和紙の住まい』という、
新たな家づくりのビジネスモデルを提案し、
その実績を認められ、『経営革新モデル企業』として、
埼玉県より認定をいただきました。

『木と土壁と土佐和紙の住まい』について

『木と土壁と土佐和紙の住まい』とは、
芦葉工藝舎のこだわりいっそう強化し、アレルギー物質を最小限に抑え、
シックハウス症候群対策を施した自然素材住宅です。

その名の通り、無垢の木材、土壁、土佐和紙などの素材を選び抜き、
磨き抜かれた職人の技術でかたちにする家づくりにこだわることで、
住む人の快適性・安全性を大きく高め、
住環境にこだわる多くのお客様から高い評価をいただいています。

シックハウス症候群の原因とされる物質

ホルムアルデヒド
有機化合物の一種であり、接着剤や塗料、 防腐剤などの成分となっています。
安価であるため、建材に多く用いられています。
アセトアルデヒド
建築材に多く用いられている有毒物質であり、 発がん性もあるとされています。
トルエン
ペンキや塗料などに用いられており、 蒸気化すると脳障害をおこすおそれがあるなど、
毒性が確認されている物質です。

『木と土壁と土佐和紙の住まい』に使用される素材について

  木と土壁と和紙の住まい 弊社従来住宅 大手メーカー
仕上げ材(床) 無機材(米ぬか油・蜜蝋ワックス) 無垢材(ウレタン塗装) 複合1種フローリング
下地材(床) 無垢材(杉・自然乾燥材) コンパネ コンパネ
壁紙 和紙+土壁 和紙+ビニル ビニルクロス
断熱材 羊毛 グラスウール ウレタン
接着剤 米のり、水のり ボンド ボンド
1. 床材:無垢材
床材には化粧合板などの新建材を用いず、
天然の木材を風に当てて乾燥させたものだけを使用しています。
2. 仕上塗装:自然素材
木材の仕上塗装には、米ぬか油や蜜蝋ワックスを使用しています。
3. 下地材:檜小幅板(間伐材の有効利用)の無垢材
一般的に、壁下地材には針葉樹合板を用いるケースが多く見られますが、
『木と土壁と土佐和紙の住まい』では、
アレルギー物質が発生しない檜小幅板(間伐材の有効利用)の素材を使用しています。
4. 天井及び壁仕上材:和紙と土壁
天井及び壁仕上材には、大手メーカー製のビニールクロスを併用する事もありますが、
『木と土壁と土佐和紙の住まい』では、
徳島県より直接取り寄せる天然の和紙「新居伝 土佐和紙」を使用。
また、左官材を希望のお客様には、「天然スタイル土壁(珪藻土)」を使用します。
(熱生成はされておりません。)
5. 断熱材:羊毛
従来のグラスウールもアレルギーの発生は少ない素材ですが、
『木と土壁と土佐和紙の住まい』では、
更に低アレルギー化が可能な羊毛を積極的に使用します。
羊毛を使用した断熱材には以下のような優れた点があります。
  • 湿気を吸収する機能によりカビの発生を抑える。
  • 発火温度が570〜600℃と高く、他の断熱材よりも燃えにくい。
  • 施工において、防塵マスクなどを使用することなく安全に作業できる。
  • 高音域(900Hz以上)の不快な雑音を吸収する。

自然素材を最大限に活かす職人の技術

『木と土壁と土佐和紙の住まい』は確かな素材と確かな技術がつくりだす、長期対応型の快適住宅です。

自然素材は、それぞれに固有のクセや質感を持っています。
そのため、特性、施工方法、施行技術、メンテナンス方法など、
素材の特徴を見抜いた職人技が求められます。

芦葉工藝舎ではこれまでも「職人の技術」に重点を置いた家づくりを行ってきたため、
職人は手作業による加工に熟練しており、材料の特徴を見抜く能力を身につけています。

したがって『木と土壁と土佐和紙の住まい』においても、
様々な自然素材の魅力を最大限に引き出し、活用することに成功しています。
また、伝統的な生きた素材を扱うための勉強会と試し施工を繰り返し、
職人や関係業者と共に技術向上に努めております。