55.これからも、地域の場であり続けるために。
もう、何年も続けているギャラリーでのイベント。
私たちが地域のみなさんと交流する場を設けたいという想いからはじめたものですが、
いつしか、地域のみなさん同士が知り合うきっかけの場となり、
日常生活を送る中で一息つける、憩いの場としても親しまれていました。
しかし、ここ数ヶ月は従来通りにイベントを開催するのが難しい状況となり、
みなさんの顔を見る機会、お話をする機会もすっかり減ってしまっています。
今後、ギャラリーでのイベントをどうしていくべきかを考えていたとき、
いつも顔を見せてくださっていた馴染みの方から、こんなことを言われました。
「早く、あの頃に戻ってほしい」
「またみんなでこのギャラリーに集まって、顔を見て話したい」
私たちが考えていた以上に、あの場所や時間を大切に想ってくれている方がいる。
この言葉のおかげで、改めてそう実感すると同時に、
地域の家守として、みなさんとの交流の場を守らなければと感じたのです。
少しずつ、暮らしの在り方が明確になり、企業なども活動をはじめている今。
私たちも、新しい一歩を踏み出すときがきています。
今すぐ、以前と同じように......とはいかないかもしれません。
しかし、工夫次第で、以前のような交流の場をつくることはできるはず。
大切なものを守るために、たくさんのアイデアと工夫を凝らして準備を進めてまいります。
早く、またみなさんと会えるように。
みなさんが憩う場を取り戻せるように。
今まで以上に地域とのつながりが生まれる場を目指して、
模索を続けていきたいと思います。