北川辺柳生の家

北川辺柳生の家

加須市柳生地区は、利根川からの大きな恩恵を受つつ、利根川からの水害に対峙してきた長い歴史があります。
特に昭和22年のキャスリン台風の時は、堤防決壊により甚大な被害に見舞われました。

初めて吉澤様邸にお邪魔した時、
水害対策を施した先祖の学びが屋敷の各所に見受けられました。

高く土盛りされた敷地、水害時の避難備蓄倉庫であった水塚(現存) 、
そして大切に長屋に保管された避難用の木船など。
新築するに当たり、お施主様のたっての思いはこれらの歴史的建築環境を十分に生かす事であります。

玄関から吹き抜けて見える竹林、地盤の高さを生かした前庭からのアプローチ、
水塚との位置関係など 随所に吉澤様邸ならではの美しさが表現されました。

北川辺柳生の家は、
先祖代々の旧家に建つ、新しい形の和風住宅となりました。

[所  在]
 埼玉県加須市
[設  計]
 楠設計事務所
[施  工]
 芦葉工藝舎
[延床面積]
 198.73m²(59.99坪)
[工  法]
 在来軸組み工法 2階建

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