創業の精神
15歳で大工の修行を始めた創業者は、生家のまずしい事情を小さな背中で一手に背負って、
厳しい上下関係と激動の時代の中で丁稚奉公を勤め上げました。
腕一筋、家を造ることでは誰にも負けない情熱、この二つで創業を決意し、芦葉建築が誕生しました。
日本の経済成長が入口にさしかかった頃、激変する時代背景の荒波と、そして時に郷土の愛情に育まれ、
ひとつ、またひとつと、仕事を頂くことが出来ました。
「期待に応えるために、儲けを優先することなく、まずお客様を喜ばせてあげたい」
その決意は、時に収益を顧みず、仕事への情熱を第一に歩み続けてきました。
完成した家が人をつなぎ、心に響いたお客様から更に大きく社会に情熱を響かせてゆく。
ものつくりとは、信用をカタチに積み重ねてゆく仕事であると創業者は確信したのでした。
日本の住宅市場は多様化と激しい競争と、そして斜陽の時代をむかえています。
時代は変わっても、技術と情熱で更に信頼を重ねていくことはこれからも変わらない当社の基本姿勢です。
芦葉工藝舎は今、1000年以上継承されてきた、
日本の伝統と魅力の「美しい木の家づくり」の次の担い手になるべく、
技術継承の意義を守り、誇りを持った地域社会の家守として信用を積み重ねてまいります。