設計士

美しく、丁寧な現場にひと目ぼれ。
伝統を重んじる職人の姿勢に、感銘を受けた。

2022年度新卒入社 / 山崎 拓
取材日:2022.06

芦葉工藝舎に入社したきっかけ

ちょうど僕が大学生の頃、近所に住んでいる叔父が芦葉工藝舎に依頼して家を建てたんですよね。家づくりや建築に興味があったので現場を見学させてもらったり、上棟式にも参加させてもらったりと、完成までいろいろと関わらせてもらいました。

まっさらな土地から家を建てていくまでの様子を間近で見るうちに、「僕も芦葉工藝舎で仕事がしたい」と思うようになったんです。

どう言えばいいんだろう……ひとことで言えば、感動したんですよね。上棟式では昔からの伝統をとても重んじていることが伝わってきて、「これが日本の上棟式か」と思ったのを覚えています。それから、とにかく仕事が丁寧なんですよ。現場はいつ行ってもとてもキレイに整頓されていて。使用する木材に対しても、一本、一本、大切に扱っているのが伝わってきました。仕事に対してここまで真摯に、熱意を持って向き合う職人さんたちの姿に感銘を受けたんです。

その後も、家の近所を歩いていると芦葉工藝舎の現場を見かけることが何度かあって。どの現場も、見る度に「ああ、やっぱりいいな」「素敵だな」と感じていたんです。それで、もう絶対にここで働きたいと思って応募しました。特に、他の工務店と比較することもなかったですね。就職活動中に応募して面接を受けたのは芦葉工藝舎だけ。他に選択肢が浮かばないぐらい、ここで働きたいという想いが強かったんです。

会社の雰囲気について

正直、芦葉工藝舎のサイトなどを見ていただけのときは「かたい印象」があったんですよね。厳しい雰囲気の職場なのかなと思っていました。でも、実際に入社してみて感じるのは、あたたかい雰囲気の職場だということ。みなさんとても明るいし、優しく接してくれますね。

入ったばかりの頃の僕はとにかく毎日緊張していたんですが、緊張をほぐすためにみなさんいろいろ話しかけてくれて嬉しかったです。それに、社長も僕の成長に期待してくれていることがすごく伝わってくるので、頑張ろうって思えます。

仕事内容や教育体制について

入社してまだ数ヶ月ですが、やっぱり学校で学ぶのと現場に出るのはまったく違いますね。芦葉工藝舎は「まずは現場から」というスタンスなので、入社してすぐの段階から、週に2、3日は現場に行かせてもらっています。

先日お伺いしたのはリフォームの現場。そこで、コンセントの位置や窓の高さなどを図面に落とし込む作業をしたんです。学校の授業でやった図面作成では、そういった細かいところまで考えたことがなかったので、それだけですごく勉強になりました。仕事でやることすべてが学びにつながっている感覚があります。

あと、ご縁のある建築設計事務所さんを交えた勉強会に参加させてもらう機会もあります。ちょうど先日も、いろんな工務店や事務所さんが参加するオンライン講習会を体験したところで。多角的に学べる機会があるのも嬉しいですね。

毎日大変ではありますが、それが楽しさでもあります。やっぱり、会社によっては研修期間が長いだとか、なかなか現場を見る機会がないところもあると思うんです。入ってすぐの段階から実際に現場に出ていろいろ学べるのは、とてもやりがいに感じます。

今後の夢や目標

まずは、お客さまにもっと信頼してもらえる社員になりたいですね。

先輩たちを見ていると、みなさん担当現場のお客さまからすごく信頼されていることが伝わってくるんです。僕も早くそんな風になりたいと思いながら、日々目の前の仕事をこなしています。

そして、将来的に叶えたい夢は「自分で自分の家を建てる」こと。

僕の祖父も注文住宅で家を建てているのですが、仏壇のある和室をすごく立派につくっていて。そうした昔ながらの日本家屋の風景を引き継ぎながら、新しく自分の家を建てたいですね。まだまだ、学ぶことがたくさんあって一人前になれる日が来るのは先だと思いますが、その夢を早く叶えられるよう、大きく成長したいです。