number 121
小さい頃、毎日のように遊びまわった庭の思い出。
虫を採ったり、花の蜜を吸ったり、兄弟で鬼ごっこをしたりと、
人生の原体験ともいえる記憶が詰まった大切な場所を、
「自分の代でなくしたくない」と考えるのは自然な流れです。
立派に育った木々、貫禄のある庭石、癒しをくれる池……
先祖代々つくりあげてきた庭や家を自分が引き継ぐ番になったとき。

「家は建て替えるけど、ずっと家族を楽しませてくれた庭は変えたくない」
「祖父が植えた松の木を、新しい家のシンボルにできないか」
そういったご要望にお応えすることも、私たち家守の役割だと考えています。
今ある庭をただのこして、新しい家を建てることは容易ですが、
せっかくなら「庭の魅力をより感じる家」をつくれるよう尽くしたい。
だから私たちはまず木や池など、のこしたい要素を図面に書き込み、
その良さが引き立つよう、部屋の位置や窓の配置を考えていきます。

リビングのソファで一息つけば、
昔の記憶が蘇る景色が目に入るような。
子どもたちが2階で勉強をしているとき、
ふと窓に視線をうつすと木々に癒されるような。
大切な庭を、次世代まで慈しむ方法をご提案させていただきます。