75.住まいの清潔を守る、玄関の手洗いスペース。
新型コロナウイルスの影響により、
手洗いに関する人々の意識が急激に高まりました。
その流れに合わせて、「家のどこに手洗いスペースを設けるか」
という考え方もずいぶん変わってきています。
芦葉工藝舎でも、世界がコロナ禍に入る少し前から、
「ウイルスや花粉を家の中へ持ち込まないようにしたい」と
相談される機会は少しずつ増えていました。
そこで、私達がみなさまへよくご提案しているのが
家の「玄関」に手洗いスペースを設けることです。
外から帰ってきたらまず、
玄関のシューズインクロークで靴を脱いで上着をかけ、
そのまま手を洗い、清潔な状態で家の中へ入る......
そうすれば、外から持ち帰った菌などが生活スペースに
持ち込まれる可能性はずいぶん抑えられるはず。
また、従来の洗面スペースはランドリースペースや
バスルームなどと併設になっているケースも多く、
急な来客時は洗濯物などを片付けなければいけない......
といった悩みを聞くことも少なくありませんでした。
しかし、玄関で手洗いが完了すれば、
お客様も気兼ねなく家の中へ入れますし、
プライベートスペースを見せる機会もずいぶんと減ります。
それに、公園で遊んで泥だらけになったお子さまの手足を軽く洗ったり、
急な雨に打たれてしまったときに汚れをサッと落としたりと、
さまざまなシーンで役に立ってくれるはず。
サブの手洗いスペースとして設ける場合は、
遊び心のあるデザインを採用しやすいのもポイントです。
小振りな手洗いボウルから立派なシンクの洗面台まで、
自由な設えが可能な「玄関先の手洗いスペース」。
これからの時代に適した新しい習慣。
家づくりをきっかけに取り入れてみてはいかがでしょうか。