19. あえて「子ども部屋」をつくらない理由。
子どもが過ごす空間と言えば、
「子ども部屋」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
十数年ほど前まで、子どもがいる家には子ども部屋を設けるのが当たり前でした。
しかし共働き世帯が増加し、「子どもと過ごす時間を大切にしたい」という
想いが強まる傾向にあるのか、あえて子ども部屋をつくらず、
代わりに家族みんなが一緒に過ごせる部屋をつくりたい。
そんな風に考えるご家族が増えてきました。
子ども部屋、夫婦の寝室、書斎といった部屋ごとの役割や堺目をなくし、
家の中にひとつ大きなスペースの部屋を設ける。
そこに共用の机やパソコンを置いてみんなで空間をシェアするのが、
最近の定番スタイルになりつつあります。
日中は家事や宿題、趣味などそれぞれが思い思いに過ごし、
夜はみんなで並んで眠る......
同じ時間を同じ場所で過ごすことで自然と会話や
コミュニケーションが生まれ、家族の絆も深まっていきます。
家とは長く住み続けることが前提にあるもの。
だから芦葉工藝舎では、今のスタイルから
未来のことまで考えた設計にこだわってきました。
例えば、大きなワンルームの空間を、引き戸や造作の棚などを取り付けることで、
2部屋、3部屋に仕切れる造りにしておき、子どもたちの成長に対応できるようにする。
さらに、子どもたちが巣立った後は再び引き戸を取り外して
再び一間に戻せる設計に......など、家族の成長と共に変化できる家をご提案しています。
"現代の家守り"として、この地域に暮らす
たくさんのご家族と関わり、見守り続けてきた私たち。
その経験を活かして、何十年先、何代先の暮らしまで
考えた家をご提案させていただきます。
この先ずっと快適に暮らせる家を、一緒につくっていきましょう。