61.現場での行動が、地域の風景になる瞬間。
私たちは、家づくりにおいて、
「行動こそ真実、現場こそ真実」という言葉を常に大切にしています。
今回は、現場で働く大工たちの行動によって生まれた、
あるエピソードをご紹介させていただきます。
家を建てるためは、どうしても騒音などが発生してしまいます。
近隣のみなさまに長期間ご迷惑をおかけしている中で、
少しでもその負担を軽減することはできないだろうか。
現場を通る際、少しでも朗らかな気持ちになってもらうにはどうすればよいか。
そんなことを考えながら、私たちはどの現場でも元気に挨拶を行い、
現場や周囲の清潔感を保ち、季節の花を飾るなど、
さまざまな工夫を凝らしてきました。
すると、「いつも元気が良いね」と近所の方から声をかけてもらう機会が増え、
花の育て方についてアドバイスを受けたり、休憩中に差し入れをいただいたりと、
私たちの行動がきっかけとなって、地域のみなさまとの交流が深まっていったのです。
ときには、以前に担当させていただいたお客さまが私たちの存在に気づいて、
「芦葉さん、今度はここに家をつくっているのか!」
「うちの店にもまた食べに来てよ」などと声をかけてくれることも。
日々、地域の方々と交流や笑顔が生まれるその場所は、
単なる建設途中の現場ではなく、地域の風景のひとつになっているはず。
「芦葉さんの現場だったら安心だ」
「この現場は活気があって気持ちが良い」
これからもみなさまにそう感じてもらえるよう、全員で頑張ってまいります。