40. 家と一緒に、季節を楽しむ。
幸手の地域では、今でも、
四季折々の風習や儀式を大切にしている家庭が多く存在します。
春になればたくさんの家の庭で桜が咲き、
夏の間はその木々から蝉の鳴き声が聞こえ、
秋が近づくと軒先に柿や稲わらを干す家が増え、
冬が深くなると正月飾りが玄関先で見かけるようになり......
季節の移ろいに合わせて家の景色が変わっていくのは、
そこで暮らす人たちの暮らしが、家に馴染んでいる現れでもあります。
芦葉工藝舎のギャラリーでも、
お客様に楽しんでいただけるよう玄関棚に季節の花を飾ったり、
庭の花を季節毎に植え替えたり、行事に合わせた小物を飾ったりと、
四季に合わせてギャラリーの景色を変えてきました。
四季の移ろいを楽しむのは、日本ならではの文化です。
季節を感じることは、それだけで、日本らしさを味わえているということ。
ぜひみなさんも、庭、縁側、窓辺、玄関、リビングなど、
お気に入りの場所やよく使うスペースを利用して、
気軽に、季節との調和を楽しんでみてください。
きっと、家族やお客様、ご近所の方など、
たくさんの方との会話が生まれ、
楽しい時間を過ごすきかっけとなり、
家族や地域との絆を深めるきっかけになるでしょう。