手しごとのコラム

14. キッチンは"つくる場"から"過ごす場"へ。

14. キッチンは

キッチンは、生活の基本を表した「衣・食・住」の
「食」と「住」どちらにも関わる、暮らしに欠かせない空間です。

日々そこに立ち、家族の食事を用意する場だからこそ、
使いやすさや、見た目にもこだわりたいと
考える方がたくさんいます。

だから私たちはキッチンを設計する際、
お客様のご希望はもちろん、
家族の中に根付いている生活スタイルや食の習慣まで、
しっかりとヒアリングすることを大切にしています。

実際、「夫婦で料理する時間を楽しみたい」、
「料理中も子どもと会話ができる設計がいい」など、
家族とのコミュニケーションを重視した声が増えてきました。

しかし、それはつい最近の話。
キッチンがまだ「台所」と呼ばれていた時代、
そこは「料理をするためだけの場所」でしかありませんでした。

日当たりが良いと食べ物が腐りやすく、
火や水を使うと家屋が傷む原因になるという理由で、
家の離れや日の当たりにくい北側にあるのが一般的だったのです。

時代の流れと共に生活様式が変化し、家電製品も普及すると、
日当たりの良い場所や家の真ん中にキッチンを構える家庭が
少しずつ増えていきました。
近年ではリビングとキッチンがひと続きの空間が主流となり、
家族が集まり、楽しく会話をする場所にキッチンを設える...
そんな光景が当たり前になりつつあります。

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今や「どんなキッチンをつくるかを考えること」は、
「どんな時間を家族と過ごしたいかを考えること」と同じなのです。

私たちは昔ながらの伝統を継承しつつ、
新しい価値観も柔軟に取り入れることで、
多様なスタイルのキッチンを手がけてきました。

夫婦の時間を楽しむためのバーカウンターを設けたり、
昔ながらの家族の風景を大切にしたいからと、
あえて土間にキッチンをつくる方もいらっしゃいます。

キッチンを考えるときは、
「家族とどんな風に過ごしたいか」という視点を加えてみると、
具体的なイメージが見えてくるのではないでしょうか。
そのご要望を叶えたキッチンを、私たちがご提案させていただきます。

- 記事リスト
47.地域工務店が生み出す、出会いの場、地域の輪。
46. 「豊かな住まい方」を提案するコンセプトハウス
45. 美しさや特徴を引き立てる、柾目のレッドシダー。
44. 大工と人との関係を深める、「こども大工さん」。
43. 暮らす人の心に寄り添う、現代の「床の間」。
42. 日々触れる「建具」にこそ、一工夫を。
41. 地震大国で確立された「木組み」の技術。
40. 家と一緒に、季節を楽しむ。
39. 「和紙」の魅力、「壁紙職人」の腕。
38. 百年先まで続く価値を持つ「欅」の魅力。
37. 大工たちが"一番"に望むこと。
36. 家という"物"を大切に扱うために。
35. 人と大工の関係性が、郷土愛を育む。
34. "対話"ではじめる、大工の育成。
33. 思い出を、"思い返す時間"を楽しむ。
32. 住む人の愛情で変化する「家の寿命」。
31. 絵を飾る。それだけで暮らしが変わる。
30. 住むほどに、価値が磨かれていく家。
29. 技術を継承し、存在を伝え続けるために。
28. 千年を超えて受け継がれてきた日本の「黄金比」。
27. 思い出を活かし、想いを受け継ぐ。
26. 「家は道具である」という視点
25. 木の「個性」を見極める在来工法。
24. 目には見えない心地よさ。"素材感"を磨き抜く。
23. 私たちが積極的に考える"パッシブデザイン"。
22. 家守として、地域のためにできること。
21. 伝統の技が息づく「現代の和室」。
20. 光を取り込む知恵と工夫。
19. あえて「子ども部屋」をつくらない理由。
18. コミュニケーションを育む「本棚」。
17. 美しさの基準をつくる、パウダールーム。
16. 「現代の家守」が手がけるリノベーションとは。
15. 風を感じて、家をつくる。
14. キッチンは"つくる場"から"過ごす場"へ。
13. 実用的に楽しむ、現代の土間。
12. 花を飾る。季節と暮らす。
11. 庭の景色と、家づくりの関係性。
10. 家具から家を考える、ということ。
9. 新年を迎えるかたち。
8. 年末の大掃除と、日頃のお掃除の関係。
7. 霜降の季節に寄せて・・・暖かな家づくりと、薪ストーブの話。
6. 「上棟式」という特別な時間。
5. 私たちが地鎮祭(じちんさい)を大切にする理由。
4. 大工として神社の仕事に関わるということ。
3. 幸手の桜・権現堂桜堤
2. 「現代の家守り」を目指して。古くて新しい挑戦。
1. 新ブランド『芦葉工藝舎』について